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2005年09月20日

『市村正親 ONE ACTOR'S SHOW』鑑賞

市村正親SHOW 市村正親さんの一人舞台『ONE ACTOR'S SHOW〜ペール・ギュトンの旅』を観にサントリーホールまで行って来ました。市村さんの舞台を観るのは2月の『デモクラシー』以来でしたが、今度は小ホールということもあってただでさえステージと客席が近いというのに、席がステージ真横の前から3列目だったので近い近いっ。普通のコンサートの最前列くらいの近さでした。あんなに長い時間、市村さんを近くで見たの初めてだよ(笑)。それに一人舞台なのにバンドも入っていて、かなり贅沢なステージになっていました。そうそう、草なぎ剛くんから花篭が来てました。映画で共演したもんねっ。

 以下、公演内容がちょいとネタバレになっております。

 この舞台は、副題に『ペール・ギュドンの旅』と付いている通り、ノルウェーの劇作家ヘリック・イプセン作の『ペール・ギュドン』から来ていて、ペールがどんな人生を送ってきたのかを市村正親が聞くという構成になっていて、市村さんは一人で何役もこなしていました。ペールて簡単に言うと「女好きのお調子モンか無責任男」なんだけど、自分の人生というか苦難から逃げまくっているあまり「自分自身」というものを確立できない寂しい人間になってしまっていたというのは、常に色んな人物の人生を演じる役者に通じるところもあり、非常にユニークで興味深い内容でした。

 しかし、演出が凄いよ。場内が明るいうちから本人が客席の出入り口から登場するんだもん。しかも、通路に立って「携帯電話の電源はお切りになっていますね?」と自ら前説(笑)。当然、その間に遅れて入ってくるお客さんもいるんだけど、「どうぞ、どうぞ」と言われたって市村さんの目の前を横切らなくちゃいけないだなんて勇気がいることだよね。しかも、「係員の方に案内して頂いて…係員の方が案内し終わってから始めます」とプレッシャーかけるし(笑)、舞台が始まる前から盛り上げてくました。
 そして、いざ舞台が始まると、ステージと客席の近さにビックリ。何度「目が合った!」と錯覚を起こしたことか(笑)。しかも、市村さんて眼力がある上に思いっきり目線を合わせてくるから、「目が合った!」と思った途端そらすことはもちろん瞬きもできなくなりまりました。あと、途中で歌に合わせてトランプのカードを何枚か客席に投げるなだけど、ちゃんとサインがしてあるんだよ。隣の方がキャッチしまして見せて頂いたけど、しっかり直筆のサインが書かれていました。何枚か客席通路と舞台階段の間という微妙な位置に落ちて誰も拾わなかったから、「サインしてあるんで拾って下さい」と切に訴えていた姿にはウケましたわ。

 一人何役の演技をこなし、歌もふんだんにあり、コミカルな部分もあり、約1時間40分のステージに魅入ってしまいました。本当にエネルギッシュな役者さんです。来年の『屋根の上のヴァイオリン弾き』の再演が本当に楽しみだわ〜♪
posted by ななんぼ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Mucic/Play
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